日本最古の企業はこんな会社

http://fusa-ken.cocolog-ifty.com/sigoto/2006/12/post_b679.html
より引用させていただきました。ありがとうございます。

日本最古の企業はこんな会社

 

近時、会社の寿命は10年などとささやかれていますが、

 

とんでもなく社歴が長い会社があります。

 

 

１．日本最古の企業

 

現存する日本最古の企業はなんと飛鳥時代（５８９年）の創業です。

 

それは天王寺市にある寺社建築（宮大工）の金剛組です。

 

また世界最古といわれるホテルは、養老２年（７１８年）に創業の温泉旅館「法師」（石川県小松市）で、ギネスブックにも載っているようです。

 

このように約１４００年も前から続く老舗企業が現在も綿々と生き続けています。

 

 

２．～江戸時代まで

 

業種で見ると江戸時代までに創業した老舗企業は、和菓子、旅館、酒造、医薬品、呉服・和装などが多いようです。

 

住友金属鉱山が１５９０年に創業していますが、現在上場している製造業では日本最古といえます。

 

江戸時代には、松坂屋（１６１１年）、三越（１６７３年）などの百貨店をはじめ、製薬、醤油・油脂、鉄鋼、輸送機器、銀行、商社、建設など現在の多くの上場企業が創業しています。

 

 

３．時代が変わっても変わらないのは経営方針

 

では、こうした老舗企業は「何を変化させず」「何を変化させて」きたのでしょうか。老舗企業を対象とした調査結果によると、「変化させていない伝統」は次の６つです（以下、横澤利昌編著「老舗企業の研究」（生産性出版）より）。

 

【経営方針】

 

１）顧客第一主義

 

２）本業重視の経営・堅実経営

 

３）品質本位

 

４）製法の維持継承

 

５）従業員重視

 

６）企業理念の維持

 

 

４．時代の流れに応じて変わるのは経営実践

 

一方、時代の流れに応じて変化させてきたのは主に次の５点です。

 

【経営実践】

 

１）商品・サービスに関する顧客サービスへの対応

 

２）時代の半歩先を行く

 

３）販売チャネルを時代に合わせて変更

 

４）本業の縮減を前提とした新規事業の確立

 

５）家訓の解釈を時代に合わせる

 

 

５．私見

 

経営方針はコロコロ変えてはいけないということはわかりました。

 

しかし、激変する環境変化への適合を図るためには経営戦略・戦術は変えてもいいわけです。

 

いかにスピーディにイノベーションを起こすかどうか。

 

一人そしてまた一人と意識改革してゆき、最終的に全スタッフの意識改革を図る。組織全体からイキイキとしたエネルギーを社会全体に発信し続けるとしたら、この世になくてはならない企業として生き続けることができる。社員、お客様、そうして社会全体からも尊敬される企業。そんな企業づくりこそ社長の仕事。みんながワクワク･ドキドキする企業、「それどこ？教えて、教えて！」、群居衝動欲求がかりたてられます。

 

 

ふさざき あきよし